毎週火曜日は「衣食住」に取り入れたい「現代のエコライフ」を考えます。
今日は、リスナーの方からメッセージを頂きました、「テラサイクル」という企業の取り組みをご紹介します。
「捨てるという概念を“捨てよう”」というスローガンのもとに、
これまで廃棄物とされてきたものを回収し、リサイクルに取り組むという「テラサイクル」。
アメリカのニュージャージー州でスタートし、現在、世界21か国でリサイクルプログラムを展開している企業なんです。
「手間とコストさえかければリサイクルできないものはない」というこちらの研究チーム。
今朝は、どんなリサイクルプログラムがあるのか、テラサイクル・ジャパンの寺下理恵さんに伺いました。
「捨てるという概念を捨てよう」こんな言葉を聞いたことはあるだろうか。これは米国発祥でリサイクル企業「テラサイクル」のスローガンだ。テラサイクルは、リサイクルが困難なパッケージなどの廃棄物を世界各国で回収し、さまざまな製品に再生する、いわば「リサイクル界のパイオニア」企業といっても過言ではない。創業者兼CEOのトム・ザッキー氏は、大学2年生の時にテラサイクルを立ち上げ、ミミズの堆肥を肥料にし、それを使用済みペットボトルに入れて販売するというユニークなビジネスをはじめた。その後、「ごみをリサイクルする」というコンセプトを思いつき、ポテトチップスの空き袋、飲み終わりのジュースパウチ、ペットフードの空き袋など、「捨てる以外に用途のない」と思われていたものを回収し、プラスチック製品など新たな製品にリサイクルを実現してきた。
テラサイクルは2014年に日本でもオフィスを立ち上げ、日本国内ではすでに「たばこの吸い殻」、「使用済みハブラシ」、「使用済みメイクアップ用品」を回収し、リサイクルを成功させている。
テラサイクルジャパン合同会社(東京都目黒区)では、「ハブラシ回収プログラム 回収ボックスイラストコンテスト」を開催、使用済みハブラシの回収を呼びかける、オリジナル回収ボックスのイラストを募集しています。
最優秀作品は、回収ボックスの正面にオリジナルイラストとして印刷されます。
2017年6月5日東京発 – リサイクルが困難なパッケージなどの廃棄物を回収し、様々な製品にリサイクルを実現する廃棄物リサイクルのパイオニア企業である、米国TerraCycle Inc.の日本法人であるテラサイクルジャパン合同会社(神奈川県横浜市、Asia Regional Manager:エリック・カワバタ、以下テラサイクル)は本日、ハブラシ回収プログラムにおいて、未就学児・小学生・中学生・高校生を対象に、回収用オリジナルボックスに採用されるイラストコンテストの募集を開始しました。最優秀作品は、回収ボックスの前面にオリジナルイラストが印字されます。そして2018年1月から集荷依頼があった回収協力者に対して、先着50名限定で、オリジナル回収ボックスを無料で進呈いたします。
賞
未就学児~小学校低学年(3年生まで)部門:最優秀賞、優秀賞各1名
小学校高学年~中学校部門:最優秀賞、優秀賞各1名
高校部門:最優秀賞、優秀賞各1名
景品
最優秀賞、優秀賞の景品は以下のとおりです。
・大小エコ鉢、またはテラサイクルのアップサイクル品
・ライオン製品セット
・ライオンちゃんぬいぐるみ
最優秀賞3名の方々には、ご自身のデザインが印刷されたオリジナル回収ボックスをプレゼントいたします。
今年6月に、ニューヨークの国連本部で海の持続的利用や資源保全について議論される、「海洋会議」の内容が明らかになりました。
海洋会議では、深刻化する海洋のプラスチックごみによる海洋汚染を防ぐため、再利用できる製品の普及や、歯磨き粉や洗顔料などにマイクロプラスチックを使わないことを各国に訴えかけることが議論される予定です。
これは、2015年に国連で採決された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けた取り組みの一環で、プラスチックごみに関しては、レジ袋や使い捨て製品、マイクロプラスチックを使った製品の廃絶を推進する予定です。
米リサイクル企業のテラサイクルは、普通なら再利用されない廃棄物を再生する仕組みを大企業に提供するビジネスモデルで成長している。2001年の設立後、たばこの吸い殻、化粧品容器、歯ブラシなどを商品に変え、20カ国以上で事業展開するまでになった。日本にもリサイクルのベンチャー企業は多いが、成長に時間がかかっている。成長を続けるテラサイクルのトム・ザッキーCEOに事業戦略を聞いた。
ブランディングはどのビジネスでも重要なものだ。BtoB企業も小売企業も、ライバル企業と明確に区別できる自社のアイデンティティをどう築けるか日々努力している。
eコマースや携帯アプリなどの出現により、小売業を取り巻く環境は変化し、消費者とブランドの距離感も変わった。この変化により、消費者とのコミュニケーションやマーケティングに無限の可能性が生まれている。
サステナビリティは今やブランド構築に欠かせない。消費者は、企業がビジネスの基盤として社会や環境に配慮することをこれまで以上に求めるようになってきている。単に企業価値を高めるよりも一歩進んだ姿勢が求められている。
「サステナビリティやCSRをビジネスに取り込んでいない企業はリスクがある」という考えは、特に新しいものではない。しかし消費者の心をつかむような価値を創造するには、クリエイティブな考え方が必要だ。
東京都杉並区は区役所庁舎内から出るたばこの吸い殻のリサイクルを始めた。吸い殻を分解して、肥料やプラスチック製品に再利用する。区は年間で約1200キログラムの吸い殻ごみの減量を見込んでいる。
世界各地でリサイクル事業を展開する米テラサイクルの日本法人が中心となって取り組むプログラム「吸い殻ブリゲード」に参加した。吸い殻のフィルターは再生プラスチック製品として、葉と紙の部分は肥料などに再利用される。
米リサイクル企業のテラサイクルは、普通なら再利用されない廃棄物を再生する仕組みを大企業に提供するビジネスモデルで成長している。2001年の設立後、たばこの吸い殻、化粧品容器、歯ブラシなどを商品に変え、20カ国以上で事業展開するまでになった。日本にもリサイクルのベンチャー企業は多いが、成長に時間がかかっている。成長を続けるテラサイクルのトム・ザッキーCEOに事業戦略を聞いた。