海洋漂流ごみがシャンプーボトルに!?テラサイクルのユニークなリサイクルプログラム
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「捨てるという概念を捨てよう」こんな言葉を聞いたことはあるだろうか。これは米国発祥でリサイクル企業「テラサイクル」のスローガンだ。テラサイクルは、リサイクルが困難なパッケージなどの廃棄物を世界各国で回収し、さまざまな製品に再生する、いわば「リサイクル界のパイオニア」企業といっても過言ではない。創業者兼CEOのトム・ザッキー氏は、大学2年生の時にテラサイクルを立ち上げ、ミミズの堆肥を肥料にし、それを使用済みペットボトルに入れて販売するというユニークなビジネスをはじめた。その後、「ごみをリサイクルする」というコンセプトを思いつき、ポテトチップスの空き袋、飲み終わりのジュースパウチ、ペットフードの空き袋など、「捨てる以外に用途のない」と思われていたものを回収し、プラスチック製品など新たな製品にリサイクルを実現してきた。
テラサイクルは2014年に日本でもオフィスを立ち上げ、日本国内ではすでに「たばこの吸い殻」、「使用済みハブラシ」、「使用済みメイクアップ用品」を回収し、リサイクルを成功させている。