TERRACYCLE NEWS

ELIMINATING THE IDEA OF WASTE®

Posts with term テラサイクル X

タバコの吸い殻をリサイクル!―バンクーバー市で世界初の試み

タバコの吸い殻をリサイクル!―バンクーバー市で世界初の試み

タバコの吸い殻をプラスチック製品に。道端に落ちている、灰皿にてんこ盛りになっている、あの「タバコの吸い殻」を、プラスチック製品にリサイクルする試みが、バンクーバー市で始まった。 この試験的プログラム『The Cigarette Waste Brigade® pilot program』は、TerraCycleが実施しているもので、市と協力して行うのは今回が世界で初めて。ニューヨークに本部を置く同社は、リサイクルが難しいとされる廃棄された物や製品を、再び利用可能な製品に作り替えることを事業としている世界でも知られたグリーン企業だ。アメリカ、カナダをはじめ、世界22カ国で展開している。 バンクーバー市ダウンタウンの目抜き通りグランビル・ストリートに設置された「専用灰皿」 バンクーバー市ダウンタウンの目抜き通りグランビル・ストリートに設置された「専用灰皿」 そのTerraCycleが、今回この試験的プログラムをバンクーバー市と協力して実施する理由を、副代表アルベ・ザケス氏は「バンクーバー市の方が私たちの企業を選んだから」と11月12日の記者会見で述べた。本来は、ニューヨークやシカゴ、ロンドン、東京などの大都市で実施したかったという。「ただ、このプログラムを実施するには、市や市長からの『意気込み』が必要で、そうした情熱と責任感を見せてくれたのがバンクーバーだった」と語った。

タバコの吸殻20万本で公園のベンチ作る 共産圏出身の起業家が見つけた高収益のゴミビジネス

2月2日付のBBCニュースで、廃棄物から消費者向けの製品を作り出す「テラサイクル社」を紹介していました。リサイクルしにくいタバコの吸い殻やビスケットの包装紙、化粧品のケースなどを集めて、再利用する方法を見つけるビジネスです。 マクビティやジョンソン&ジョンソン、ケンコなど有名企業の事業所から排出された廃棄物や、消費者が慈善団体への寄付と引き換えに持ち込んだゴミを回収し、材料になるまで処理して製造業者に売り、バッグやベンチ、ゴミ箱などの製品に作り替えます。(文:夢野響子) スナックの包装紙やタバコの吸い殻から「製品」作る   回収されたタバコの吸い殻は、フィルター部分がプラスチック製の貨物用パレットに生まれ変わり、葉と紙の部分は堆肥に。口紅やマスカラのケースは形を変えて、公園のプラスチック製滑り台などになります。 創設者で最高経営責任者のトム・サーケイ氏(33)は、ぼさぼさ髪にジーンズ、トレーナー姿。典型的な新世代の起業家ですが、生まれは共産時代のハンガリー。4歳で両親とオランダへ、10歳でカナダへ移住しました。

【特集コラム】第1回:アップサイクルとは?モノ・コトの循環を生み出すムーブメントの広がり

未来住まい方会議の読者のみなさんは「アップサイクル」という言葉をご存知ですか? アップサイクルとは、リサイクルやリユースと同様、廃棄物を再利用して循環させる考え方のひとつですが、具体的に何が違うのでしょうか?
一般的に「リサイクル」とは、たとえばペットボトルを溶かしてフリースの原料とするなど、モノを物質レベルで変形させて再資源化することです。また、空き瓶を洗浄して再使用したり、古着のように人に譲ったり所有者を変え、モノの形を変えずにそのまま再使用するのが「リユース」です。   「アップサイクル」は、廃棄物や使わなくなったモノを、形質は変えずに素材として利用したり、元のモノの特徴を生かしてより良いものにつくり変えることで付加価値を高めようとする考え方とされ、近年、ファッションやデザイン、プロダクトなどの分野で注目されています。 いまや環境のことを考えるのは当たり前の時代になり、数年前には「エコ」や「ロハス」などの言葉が流行りました。 この連載では、そんな時代の流行文句のひとつになりつつある「アップサイクル」について、活動やプロダクトなどの最新動向から、ブームで終わらないための今後の持続可能な展開まで、掘り下げて考えていきたいと思います。

タバコの吸殻20万本で公園のベンチ作る 共産圏出身の起業家が見つけた高収益のゴミビジネス

2月2日付のBBCニュースで、廃棄物から消費者向けの製品を作り出す「テラサイクル社」を紹介していました。リサイクルしにくいタバコの吸い殻やビスケットの包装紙、化粧品のケースなどを集めて、再利用する方法を見つけるビジネスです。 マクビティやジョンソン&ジョンソン、ケンコなど有名企業の事業所から排出された廃棄物や、消費者が慈善団体への寄付と引き換えに持ち込んだゴミを回収し、材料になるまで処理して製造業者に売り、バッグやベンチ、ゴミ箱などの製品に作り替えます。(文:夢野響子)

スナックの包装紙やタバコの吸い殻から「製品」作る

タバコの吸い殻もリサイクルする タバコの吸い殻もリサイクルする 回収されたタバコの吸い殻は、フィルター部分がプラスチック製の貨物用パレットに生まれ変わり、葉と紙の部分は堆肥に。口紅やマスカラのケースは形を変えて、公園のプラスチック製滑り台などになります。 創設者で最高経営責任者のトム・サーケイ氏(33)は、ぼさぼさ髪にジーンズ、トレーナー姿。典型的な新世代の起業家ですが、生まれは共産時代のハンガリー。4歳で両親とオランダへ、10歳でカナダへ移住しました。 彼のビジネスモデルは、資本主義と共産主義という2つの異なった経済システムから生まれたものだとか。ハンガリーではテレビを買うために許可が必要で、直接店に行って買うことはできません。許可取得から1年ぐらいして、ようやく白黒の国営放送1局しか入らないテレビが手に入りました。 しかし移住先のカナダでは、週末に父親とドライブすると、まだ使えるカラーテレビがゴミ収集場に山のように捨てられています。このとき彼は「無駄をなくしたい」というコンセプトを思いつきます。 19歳でプリンストン大学を中退して起業。最初の製品は、うじ虫の糞から作った有機肥料でした。5年以内に売り上げは300万から400万ドル(約3億6千万円から4億8千万円)になったものの、損失も出ていました。アプローチが間違っていたのです。 吸い殻が生まれ変わる 吸い殻が生まれ変わる

吸い殻を回収に出しました

先月の活動報告となりますが、 社内で回収していた吸い殻を回収団体「テラサイクル」へ発送しました。吸い殻回収プログラムは昨年参加表明していましたが、 送付できる「500g以上」の基準にようやく達したため、今回初めて送ることが出来ました。 brigade1 吸い殻回収自体は難しいことではありませんでしたが、送付のため梱包している時の臭いはきついものがありました。。。 臭いが漏れないようビニール袋を3重にしましたが、無事事務局へたどり着いて再利用してもらえれば。。。

拾った吸殻をリサイクルに回します。

昨年、2014年5月17日から、 海さくらは毎月のゴミ拾いで集めた吸殻を 「リサイクル」に回しております。 吸殻が、リサイクルできるって知っていましたか? アメスピこと、サンタフェ ナチュラル タバコ ジャパンさんと、テラサイクル ジャパンさんが、 昨年から、アジア初の吸い殻の回収とリサイクルプログラムをはじめたのです。 僕達は、ゴミの代表選手である吸殻で、「タバコフィルターカヌー」「タバコフィルター自転車」 「吸殻くんBOOK」「吸殻くんムービー」などで、街でのポイ捨てが海にやってくると うたいつづけてきました。 そして、昨年、 アメスピさんが、吸殻をリサイクルできる!と発表し、 その企画に賛同して、吸殻ブリゲードリーダーとして、 海岸で集めてタバコのフィルターを リサイクルに回しております。 http://www.umisakura.com/snipe-shooting よかったら、お家でも、会社でも、吸殻を リサイクルに回してみませんか? 詳しくは、↓ http://suigarakun.com/recycle/index.html 毎月の海さくらゴミ拾いで、 タバコのフィルターをゲームをしながら拾っています。 それだけではなく、タバコの吸い殻を、わざわざ集めてくれる方もいたりしています。 少しまとまったので、 本日、吸殻をテラサイクルに送りました。 皆さん、ご協力ありがとうございました。 IMG_6400.jpg 4回分のタバコのフィルターです。

吸殻をリサイクル 今年最初のクリーン活動を実施しました

吸殻をリサイクル 今年最初のクリーン活動を実施しました

ブランシェスでは社会貢献活動の一環として 2009年より毎月1回朝礼後の20分間、 本社の周りのゴミ拾いを実施しています。 今年最初の1月のゴミ拾いは雨で流れてしまったため、 先日2月19日が今年初のクリーン活動でした。 毎回各部署から数名が参加し、 今回は快晴の中11名でゴミ拾いをしました♪ 本社がある吹田市は 環境美化に関する条例が2015年2月1日から 改正されました。 1:吹田市内全域の道路や公園での 歩きタバコ禁止 2:環境美化重点地区や喫煙禁止地区での タバコの吸殻やゴミのポイ捨てなどの 違反行為の禁止(2000円の過料) 10997707_792905617469478_3484488631266698940_n 取り締まりが厳しくなって、吸殻やゴミが少なくなる事を期待したいですね! ゴミ拾いを始めて毎回思う事は タバコのポイ捨てが多い事! 拾っても拾っても 「なんでこんなに吸殻が!」と毎回思います。

マスカラ捨ててませんか?メイベリンのビューティーリサイクルへ!

マスカラ捨ててませんか?メイベリンのビューティーリサイクルへ! 2015-02-15 村岸 ゆうき @ 村岸 ゆうきのカワコレDINO http://ameblo.jp/yukkysnowy/entry-11985367344.html 使い切ったマスカラや、下地、リップスティックなど、大切に使ったコスメ達はどうなるかというと、ゴミ箱行きというのが普通の処分の仕方かと思います。 2014年10月から、メイベリン ニューヨークとテラサイクルのコラボにより、「ビューティーリサイクル」を開始しているのをご存知でしょうか? 500gから集荷依頼をして無料で送ることができ、1メイクアップごとに2ポイント(約2円相当)がつき、500円たまるとNGOを中心とした女性を支援する寄付金に替えることができるのです。 【対象となるアイテム】 ブランドは問いません。 リップスティックのケース、リップグロスのチューブ、マスカラのケース、アイシャドウのケース、ファンデーションのケース、アイライナーのケース、アイライナーのペンシル、コンシーラーのチューブ、フェイスパウダーのケース、チークのケースなど。 メイクアップリムーバーの容器も可能です。 ※マニキュア、スキンケアやヘアケア製品、ガラス製品などメイクアップ以外の空き容器は回収対象外 【スキンケアはキールズで】 ではスキンケアは?というと、同じく日本ロレアルグループのキールズにて受け付けています。 キールズでは空き容器の個数に応じてスタンプとトラベルサイズのサンプルプレゼント特典も。 私の住んでいる区のリサイクルボックスは化粧品の瓶はプラスチックゴミとして捨てられないものもあり、無料で引き取ってくれるうえ、人の役に立つのであればもっと積極的に貢献したいですよね! 先日ご招待いただいたメイベリンの発表会ではリアルなリサイクルボックスも設置されていました。 できることから環境に取り組む大切さを実感しました。 具体的なリサイクル方法については以下のページをご参照ください。 http://www.terracycle.co.jp/ja/brigades/makeup-brigade.html 〓ゆうき〓

マスカラ捨ててませんか?メイベリンのビューティーリサイクルへ!

http://ameblo.jp/yukkysnowy/entry-11985367344.html 使い切ったマスカラや、下地、リップスティックなど、大切に使ったコスメ達はどうなるかというと、ゴミ箱行きというのが普通の処分の仕方かと思います。 2014年10月から、メイベリン ニューヨークとテラサイクルのコラボにより、「ビューティーリサイクル」を開始しているのをご存知でしょうか? 500gから集荷依頼をして無料で送ることができ、1メイクアップごとに2ポイント(約2円相当)がつき、500円たまるとNGOを中心とした女性を支援する寄付金に替えることができるのです。 【対象となるアイテム】 ブランドは問いません。 リップスティックのケース、リップグロスのチューブ、マスカラのケース、アイシャドウのケース、ファンデーションのケース、アイライナーのケース、アイライナーのペンシル、コンシーラーのチューブ、フェイスパウダーのケース、チークのケースなど。 メイクアップリムーバーの容器も可能です。 ※マニキュア、スキンケアやヘアケア製品、ガラス製品などメイクアップ以外の空き容器は回収対象外 【スキンケアはキールズで】 ではスキンケアは?というと、同じく日本ロレアルグループのキールズにて受け付けています。 キールズでは空き容器の個数に応じてスタンプとトラベルサイズのサンプルプレゼント特典も。 私の住んでいる区のリサイクルボックスは化粧品の瓶はプラスチックゴミとして捨てられないものもあり、無料で引き取ってくれるうえ、人の役に立つのであればもっと積極的に貢献したいですよね! 先日ご招待いただいたメイベリンの発表会ではリアルなリサイクルボックスも設置されていました。 できることから環境に取り組む大切さを実感しました。 具体的なリサイクル方法については以下のページをご参照ください。 http://www.terracycle.co.jp/ja/brigades/makeup-brigade.html 〓ゆうき〓

スタートアップスinUSA(4) 生きがいはカネより世直し 台頭する新世代起業家

二律背反するはずの「利潤の追求」と「社会的貢献」を両立しようと試みるのがソーシャル・アントレプレナー(社会的起業家)だ。現在の若者世代は、多感な時期に「100年に1度」といわれた2008年の金融危機を経験。マネーゲームへの憧れは希薄だ。ビジネスを通じて、世の中を良くしたい――。儲(もう)けるだけに重きをおかない新世代の挑戦が始まっている。 「リサイクルできないと信じられているモノをリサイクルするのが俺たちの仕事」 たくさんのボトルを背に、トム・ザッキー(32)はこう話す。ここはバーではない。ボトルはボトルでも使用済みペットボトルに仕切られた彼の"重役室"だ。名刺をもらおうとするとスタンプを取りだし、取材ノートに押してくれた。なるほど紙の節約になる。

良い社会を作るビジネスでなければ無意味だ

ザッキーが創業したテラサイクル(ニュージャージー州トレントン)が目指すのは「ゴミ・ゼロ」の社会だ。ゴミの資源化は現状では、アルミやガラスなどの一部の素材だけで、大半が埋め立て処分や焼却処理されている。ザッキーはこうしたリサイクル不可ゴミの再生に情熱を燃やす。    
テラサイクルのトム・ザッキーCEOの部屋は廃ペットボトルで仕切られている
    テラサイクルの手にかかれば、回収された大量のたばこフィルターはプラスチック製の荷役台(パレット)に、型番落ちのアウトドア用テントはバッグや洋服に生まれ変わる。 13年の売上高は1870万ドル(約19億円)。世界24カ国でリサイクル事業を手掛ける規模に成長したが道のりは平たんではなかった。 創業は13年前。ここから車で約20分のプリンストン大学で産声を上げた。同大学1年生だったザッキーは、生ごみをミミズに処理させると良質な堆肥ができることを知る。大学のカフェテリアの残飯をもらってミミズ堆肥の大量生産に成功する。家庭菜園用に購入してくれる顧客もついた。「ゴミがお金に変わるなんて」。ザッキーはゴミの潜在力に目覚めた。    
ペットボトルのゴミで飾られたテラサイクルのオフィス。机も椅子もすべて廃品だ
    「生ゴミを使うのはやめたらどうか」。創業2年目にベンチャーキャピタル(VC)が主催する事業計画コンテストに応募し優勝するが、調達に意外にコストがかかる残飯の利用をあきらめるように指示される。「良い社会を作るビジネスでなければ意味がない。そこを譲るわけにはいかない」。ザッキーは100万ドルの賞金を諦めた。 手元資金は現金500ドルのみ。液肥を販売するための容器が買えず、捨てられたペットボトルを使った。「投資を受けられなかったおかげで、中身も入れ物も100%再生品という商品になった。困難な時こそ、いいアイデアが浮かぶ」とザッキーは笑う。

モノを持つことはかっこ悪い

「今どきバーで『車15台、ジェット機も持っている』なんて口説いても女性にもてないよ」。1950年代以降、米国を席巻してきた大量消費の文化に変化が出てきているという。「僕たちはモノをたくさん持っていることをかっこ悪いと感じる世代なんだ」    
スーパーペデストリアンのビダーマンCEOは、HV電動自転車の技術を開発
    VCのソーシャルビジネスに対する意識も変わってきた。ツイッターへの支援で知られるVC、スパーク・キャピタルが210万ドルの投資を決めたのが環境系スタートアップのスーパーペデストリアン(ボストン)だ。 「都会の交通手段を一変させたい」。創業者のアセフ・ビダーマン(36)が開発したのは、手持ちの自転車の後輪を取り換えるだけで電動自転車に変身する「コペンハーゲン・ウィール」。ブレーキをかけた時に発生する回生電力を蓄電し動力源に変える。後輪の軸についた装置には蓄電池と速度調整や勾配探知、温度計など12種類のセンサーが詰まっている。 センサーは無線でスマートフォン(スマホ)と接続、電動アシストの度合いなどを制御する。昨年12月に先行予約を開始したところ1カ月で1500以上の予約を獲得。699ドルと米欧の電動自転車の3分の1程度の価格が人気を呼ぶ。 ビダーマンは米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究所副所長からの起業。イスラエル生まれで、兵役を終えた24歳でMITで学びたいと渡米した。研究成果として生まれた1つが電動自転車だった。「どこで買えるの?」「私もほしい」――。お茶の間から続々と舞い込むメールがビダーマンを動かした。 社会にいい影響を与えた起業家として歴史に名前を残したい。若い世代は、起業に新しい風をもたらしている。=敬称略

幸せは長続きしないと考えるミレニアル世代

米企業の間で「Bコーポレーション(社会貢献型企業)」認証を取得する動きが広がっている。Bはベネフィット(利益)の略で、認定の条件は社員、環境、地元に利益をもたらす企業であること。米国で「ミレニアル世代(1980年以降生まれ)」と呼ばれる層は、ほかの世代よりも社会意識が高く、株主優先を貫いてきた米企業もこうした風潮を無視できなくなっている。 Bコーポレーション認証は、非営利団体「Bラボ」(ペンシルベニア州)が2007年から独自の基準を設定して行っている。売上高に応じて500~2万5000ドルの年間費が必要だが、今までに全米で700社以上が認定を受けた。アイスクリーム大手ベン・アンド・ジェリーズや自然派洗剤メーカーのメソッド・プロダクツ、アウトドア衣料品のパタゴニアなどだ。 現在20~30歳代となったミレニアル世代は、思春期に01年の連続多発テロを体験、就職では08年の金融危機後の不況で苦労した。Bラボの広報担当者ケイティー・カー氏は「個人の幸せを追求した揚げ句、社会全体が衰退していったら、その幸せは長続きしないと体感している世代」と語る。 値段が少し高くても、オーガニックやフェアトレード(途上国の生産者との適正な取引)の製品を選ぶミレニアル世代は、経営理念に賛同できる企業で働きたがる。 こうした風潮を受けて、かつてはウォール街で働く人材の養成校と見られてきた米名門大学のビジネススクールが、社会貢献型企業への就職希望者に学費の一部を免除するなどの取り組みを始めている。企業が高給だけで優秀な人材を確保できた環境は変わりつつある。 [日経産業新聞から転載、日経電子版2014年4月4日付]