P&G。 海洋廃棄プラスチックからシャンプーの再生ボトル製造へ。廃プラ含有量25%。世界初。ユニリーバーも競争相手に、廃棄プラスチック対策を呼びかけ。ダボス会議で
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世界最大の生活消費財メーカーの米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、海洋廃棄プラスチックを25%原料化したシャンプーの再生ボトルを世界で初めて開発した。今夏にフランスで販売する。ライバルのユニリーバーのCEO、Paul Polmanも同業他社に、海洋廃棄プラスチック対策を呼びかけた。グローバルメーカーのCSR(企業の社会的責任)活動が本格化してきた。
いずれもスイスのダボスで開いた世界経済フォーラム(WEC)の場で、公表された。今回のWECでは循環経済とリサイクルへのイニシアティブが、参加経営者の主要トッピクスとなった。
海洋プラスチックを利用した再生ボトルの開発に成功したのは、P&Gと環境メーカーのTerraCycleとSuezの3社。3社は「循環経済パートナーシップ」を形成している。今回の再生ボトル製造は、これまでで最大級のリサイクルボトルの生産になるとしている。